任天堂のクロスオーバー格闘ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』のリリース 25 周年を迎え、ゲームのクリエイターである桜井政博氏から、ついにタイトルの正式な由来が明らかになりました。
桜井政博氏が「大乱闘スマッシュブラザーズ」の名前の由来を解説
任天堂元社長の岩田聡氏が『大乱闘スマッシュブラザーズ』のネーミングに参加
大乱闘スマッシュブラザーズは、任天堂のクロスオーバー格闘ゲームで、同社の多くの象徴的なゲームのキャラクターが集結します。しかし、ゲームのタイトルが示唆するのとは異なり、実際の兄弟であるキャラクターはほんの一握りであり、一部は男性ですらない。では、なぜ「大乱闘スマッシュブラザーズ」という名前なのでしょうか?任天堂はこれまで公式に説明をしたことがありませんでしたが、最近大乱闘スマッシュブラザーズ作者の桜井政博氏が説明をしてくれました!桜井政博氏は自身の YouTube ビデオシリーズの中で、『大乱闘スマッシュブラザーズ』という名前は、このゲームシリーズの核となるコンセプトである「小さな軋轢を友達が解決する」に由来していると説明しています。桜井政博氏によると、任天堂元社長の故・岩田聡氏も『大乱闘スマッシュブラザーズ』の名前決定に関わっていたという。
「岩田さんも『大乱闘スマッシュブラザーズ』という名前の作成に参加してくれました。私たちのチームメンバーは、私たちが使用できる可能性のある名前や言葉をたくさん考え出しました」と、桜井政博氏がビデオで詳しく説明しています。その後、『Earthbound』シリーズの生みの親である糸井重里氏と打ち合わせを行い、ゲームシリーズのタイトルを決定した。桜井政博氏は「『兄弟』という言葉を選んだのは岩田さんだ。登場人物たちは決して兄弟ではないが、この言葉を使うことで、彼らはただ喧嘩しているだけではない、兄弟だというニュアンスが加わったというのが彼の理由だった」と付け加えた。小さな軋轢を解決しつつある友人たち!」
桜井政博さんは、「大乱闘スマッシュブラザーズ」の名前の由来に加え、岩田聡氏との初対面の体験や元任天堂社長にまつわる貴重な思い出なども語った。桜井政博氏によると、岩田聡氏は、当時『Dragon King: A Fighting Game for Nintendo 64』と呼ばれていた『大乱闘スマッシュブラザーズ』のプロトタイプのコード作成に個人的に協力したという。